ブライダルタイムズ

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ブライダル3
 
 98年11月。出会いから1年半が経とうとしていた。二十歳のクリスマスは1カ月先に迫っていた。ドライブした先は大学近くの景観の良いデートスポット。そこで2人は互いの気持ちを確認することができた。



「付き合おっか」


 明の言葉に頷く琴子。2人の運命が重なった瞬間だった。
 キャンパスライフを楽しんだ2人だったが、卒業直前の2月に別れが訪れる。社会人になる前に、やりたいことを考えて出した結論。連絡は取り合った。そして、互いの存在が大きかったことを確認した。
 以前にも増して愛を深めた2人に、もはや言葉は必要なかった。
 プロポーズの言葉が特にあったわけではない。必要ないほどに、分かり合える間柄になっていた。忙しくて、なかなか会えない……だったら一緒に住もう……だったら結婚しよう……家族ぐるみの付き合いだったから、両親にも気軽に相談できた。
 出した結論は、8年前に明が一目惚れした瞬間から決まっていたのかもしれない。
 それくらい、分かり合える仲になっていた。
 

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